はじめまして

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こちらは公式な作品とはいっさい関係ございません。
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嬉しいコメントは、本人とても喜びます。
心折れやすいので、誹謗中傷はご容赦ください。
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一目散に❌で閉じていただいて他者様の素敵なサイトへm(_ _)m
他の方の作品と酷似している場合は添削いたしますのでご指摘ください。

それでは、お見苦しいところもあるかと思いますが
お付き合いいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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366日はサイトならではで何かできないかなぁと文章の練習と思って継続しております。
※366日はまずは、こちらをご一読ください。


◆2017年4月1日より定期更新に変更しました。
毎週水曜日、6時に自動更新
更新が無ければ、その1週間はお休みいたします。
(複数話あれば、同じタイミングで更新)


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管理人:azu
(From:2016.6.28)

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

その瞳に映るのは(2)



「香さん、冴羽さん起きてるかしら」
「まだ眠ってるみたい」
「そう」


眠る獠の病室の扉を閉めた香は、部屋に向かってくるかずえと顔を合わせた。


「少し呼吸が荒かったけど、大丈夫よね」
「まだ縫合してあるから痛みはあると思うけれど、大丈夫よ。これまでの傷に比べたら」
「だけど」
「あら教授と私のお墨付きでも、信用ないかしら?」


言葉を選んで優しく軽やかな口調で話すかずえに、覗き込まれた香はつられて小さく笑う。
自分が沈んでいては元も子もない。


「そうね。分かってる」
「本当に信用してくれてる?」
「もちろん」
「そう、よかった。様子を伺いに来ただけだから、寝てるなら後でまた来るわね」
「えぇ」
「香さんも無理は禁物よ」
「分かったわ」
「そうだ。お庭の桜が見ごろなの。後で教授と3人でお茶しましょう」


努めて明るく接してくれるかずえに、なにかと心が救われている。
一人の時間が長い程、考えがマイナスに行く気がする。
何者かに囚われているわけではないけれど、自ら囚われてしまっているもどかしい気持ちが波を打つ。
あれからまだ獠と顔を合わせられていない。







目を覚ました時には、明るい教授宅のベッドの上だった。
倒れている獠と下敷きなって気絶していた私を海坊主さんが運んでくれたらしい。
獠は処置を終えて別の病室で眠っているとかずえさんに告げられた。
様子が気になってベッドを飛び起きた私は足の痛みにバランスを崩し、ベッド脇に居た美樹さんの肩を強く掴んでしまった。


「香さん、まだ無理しちゃだめよ。あなたも目が覚めたばかりなんだから」
「獠は」
「冴羽さんのところには、ファルコンと教授が居るから」
「安心して命に別状はないわ、香さん」
「かずえさん」
「さぁ、あなたも足を派手に擦りむいてるんだから。無茶しないことね」


美樹に体を支えてもらいながらベッドに戻り、かずえの指示に従って左足を出した。
記憶に残っている範囲では、そうなった覚えがない。
たぶん獠の身体を支えきれずに倒れた時に、変に着地してしまったんだろう。
膝下に巻かれた包帯をかずえが丁寧に拭い取ると、擦り切れて少し血が滲み黄色い汁がじわりと出ていた。


「うん、順調そうね。意識のない間に隙間に入り込んでた砂利なんかは取ってしまったから。結構深傷だから、起きてたら悲鳴モノだったわよ、きっと」

そう言って消毒しながらいたずらな笑みを浮かべるかずえは、てきぱきと処置をしていく。
時折深い溝に消毒が沁みて小さな声を漏らす香に苦笑い。
美樹はベッド横の丸椅子に座って、二人を眺めていた。


「大したことないわ」
「あら、それはどうかしら。私の立場から言わせてもらうと、その隙が最悪の事態を招くこともあるのよ」


傷を放置していたらという話なのは分かっていたけれど、何気ない一言がずしりと胸を貫いた。
奥多摩の一件以来、少しずつだけれど獠が持つ知識を私に教えてくれている。
それが獠の覚悟だと受け止めて、この世界で生き抜くと改めて固く心に決めた。
自ら教えてくれることなんて皆無だったから、正直に嬉しかった。
だから一言一句聞き逃さないように、必死に付いて行った。
さすがに銃の扱いは、まだ抵抗があるように感じる。
こっそり練習しても、少し盛り上がった豆を目ざとく見つけられては、苦笑いされているわけで。
でもそれを咎めようとはしないのは、以前とは決定的に違うこと。
調整されたローマンを使って地下で射撃を見てもらう時は必ずこう言われる。


「これはあくまでお守りだ。これで人を殺めることはさせない」


そう何度も向けられた真っ直ぐな言葉は、頭にこびり付いている。
褒められることはほとんどないけれど、私を見てくれている安心感は何物にも代えがたい。







目を覚ました時には、薄暗いテントのベッドの上だった。
至る所に雑に包帯が巻かれ、少し動かしても擦れて痛む。
少年兵同士のいざこざの筆頭となって暴れた結果がそれ。
動けない奴に同情する者なんて皆無。
見舞ってくれる友達なんていう温い関係があるはずもない。


みな好きでここに来たわけではない。
まして好きでここに居るわけでもない。
ここが世界の一部だとしても、どこかなんて分からない。
抜け出してなんになる。
ただ路頭に迷い、野垂れ死ぬか囚われて奴隷のまま終わるかだ。
この世界に逃げ場なんてないのだ。


誘拐された者、親に売られた者、親自体知らずに育った者。
しかし生きて行くためには戦うほかない。
生き抜くためには、人を騙し、人を殺めることはその手段。


生きた心地のしない毎日に、今日がいつだなんて考える余裕があれば、たぶん命はない。
そんな中でもただ一人、俺に何かと構う大人が居た。
同じような黒髪に同じような黒目を持ったその男。
どれぐらいの時間、どこをどう彷徨ってここに辿り着いたか、記憶は定かではない。
与えられた食料を無言で貪り、勢い余って手まで口に頬張りそうな勢いの俺に最初に話しかけてきた。


「それだけ食欲があるってころは、死ぬ気だったワケではなさそうだな」


食べる手を止め、声の主を目で追いかけた。
視線がぶつかるとその男は、なぜか俺に笑いかけていた。
無感情なまま空いた腹を埋める作業に戻って没頭した。
男はそのまま何も言わずに、その場に残って俺を観察していた。





「相変わらず無鉄砲に向かうな。相手の僅かな隙を狙って討て、それが致命傷になる」
「そんなこと分かるわけない」
「お前になら分かるはずだ」
「俺の何が分かる」
「俺に分かるのは、お前に才があることだけだ」
「それが何の役に立つんだよ」
「いずれ分かる時が来る。これはお前のお守りだ」


そう言って渡された【Ryo】と刻印されたペンダントヘッドは、その男の持っていたものだ。
ぎこちなく歪んだ文字は手彫りしたんだろう。
自分を想って刻まれた名前を、俺はしげしげと眺めた。



「自分を忘れるな、獠」


そう何度も向けれらた淀みない言葉は、頭にこびり付いている。
幸福を感じることはほとんどなかったけれど、俺を見てくれている安心感は何物にも代えがたかった。





まさかその男がのちに狂気に蝕まれ、その餌食に己がなるなんて。
その時は微塵も想像していなかった。



------------------------------------------------------------


医療知識はございません。
全てワタクシめの妄想でございます。



雑記へコメントくださった方へ
記事は下げましたが、少しだけ。
先生が発言されたのはAHとCHのあるようなないような境界線のお話です。
これは昔から議論されていることで、今更な気もしましたが、捉え方は人それぞれなので発言は控えさせていただきました。
載せない方が良かったのかなと反省しております。
ただ私はAHを別物として拝見していますので、それはそれこれはこれで良いのではないかと考えております。
香ちゃんへの愛情ダダ漏れの枯れた冴羽さんも良きかなと思う浮気者でございます。
サイト開設しているぐらいなので、CH愛が強いのは間違いないです(笑)
AHも最終回みたいで、CHの映像化してくれないかなぁと薄っすら期待したりしてます。
絵はCHの頃がしゅきーなーのーよー。
(どこ向かって叫んでるかはご想像にお任せいたしますw)

こんな感じで締めてもよろしいでしょうか…。
コメントありがとうございました。
またお待ちしてますね(^-^)


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花時雨




今日を逃してしまうと今年のお花見はできない。
最近花見をしていないという美樹の提案で、裏家業のお花見隊が集合している。
そこに居るのは、お暇な喫茶店夫婦と万年お暇な冴羽商事の窓口担当。
常に白スーツな男にクスリ使いの美女。
言わずもがな足りないのは、万年ハタチな冴羽商事の労働担当。
この春の陽気には、なかなか不釣り合いな面々には感じるけれど。
満開で華やかな桜並木に夢中で、皆周りのことなんて気にしていない。
ある程度楽しんだ後は、呑んだくれて賑わってが常である。


「美樹さん、この辺どうかな」
「そうね。あ、香さん!あっちちょうど先客のランチ花見が終わったところみたいね」
「綺麗ね~、徹夜が続いていたから良い気分転換になりますわ」
「かずえの方がずっと綺麗だよ。桜の桃色も霞む。ずっと見ていたいのはキミだ」
「まぁ、ミックったら……」


立ち止まって桜を見上げるかずえの腰に手を回し、すっと横に立つミックは歯の浮くような言葉を平然と並べて見せる。
二人だけのデートであれば勝手にやっていてと言うところだけれど、まだ場所を確保しただけだ。
このまま放置していては日が暮れる。


「は~いはい、そこまでね。さっ、準備しましょ」


美樹が二人の間に割って入り、甘い世界を終わらせる。
腹が減っては戦ができぬ、なんて何か事件でも起きれば皆対応できる腕の立つメンバーだ。
こんな呑気な雰囲気に紛れて、殺気立つ無粋な輩がいたらすぐに消してしまう。
幸いそんな命知らずは、ここにはいないようで。
各々は安心して花見の準備を進めた。


ばさりっ


香は重そうなトートバッグから、ストライプの敷物を出した。
スカイブルーとホワイトの線が交互に入る晴れた日を連想させるシートの端を持ち、思いっきり空に向かってそれを広げた。
勢いよく気持ちよさそうに広がったシートの片側を海坊主が取って、二人で地面へ敷く。


「ありがとう、海坊主さん。よく分かったね」
「いや、大したことじゃない。獠はどうしたんだ、香」
「明け方帰って来てたみたいだから、いちを声かけたけど返事なかったから置いて来た」
「いない方がなにかと平和だ」
「ちょっと曇ってるのが残念よね、夕方から雨だって言うし。お店閉めて楽しみにしてたのに、ねぇあなた」
「っていうかファルコン…酒持ってき過ぎだよ、キミ。誰がこんなに飲むのさ」
「ふんっ。俺が飲む」
「今日は私も飲みますわっ」
「かずえ…気を付けるんだよ、疲れてるんだから(というか酒癖あんまり良くないからね)」


ドンと置かれたクーラーボックスには、ビールやカクテル、梅酒などの缶、氷、など。
またそれとは別に海坊主は裸で洋酒のボトルを持っている。
美樹と香が用意したお弁当はそれぞれ豪華なものだった。
美樹はタマゴ、ハム、照り焼きなどを挟んだサンドイッチ、から揚げ、ボイルした海鮮入りサラダなど洋食中心。
香はおにぎり、お稲荷さん、卵焼き、タコさんウインナー、煮物など和食中心。
ワイワイと談笑しながら、楽しく食は進んでいった。


「温かい珈琲は店のが別にあるから。デザートはお店ので悪いんだけど」
「美樹さんと被らなくてよかった。そういえば私、お味噌汁持ってきたんだった」
「OH!カオリよく知ってるね、ボクがJAPANESEミソスープを大好きだってこと」
「そうなの?かずえさん」
「大好きってのは初耳かしらね、ミック」


言葉の語尾が強めなことに、ミックは肩を竦めて苦笑い。
よくもまぁそんなに軽口が出ることと、かずえは半ば呆れている。
ミックを挟んで反対側に座る香は、全員分のミソスープを注いで渡した。


おや、やっと真打登場か。


ミックは気配を感じて口元を歪めて箸を取る。
突き刺さる視線を感じながらも、お弁当に手を伸ばす。


「カオリ聞いてもいい?海苔のサングラスがついたウインナーはファルコン、横に仲良く並ぶゴマ付きのゆで卵はミキ。あとこれはボクとかずえ。で、この小さな俵型ハンバーグに太めの串は、お得意のハンマーかな?牛蒡の肉巻きが簀巻きに見えるよ、ボクには……」
「すごい。海坊主さんは分かり易くて簡単なんだけど」
「香さん、真っすぐに失礼よ」
「えへへ。美樹さん、ごめんなさい」
「で、リョウは?」
「あぁ、獠はね、確かここに。あれ、下敷きになってた」


と香は器用にお箸でハンバーグのハンマーを横に避けると、下から白い表面が少し炙られた人型が出て来た。
箸の先で摘み上げられた薄いそれは、フニフニと柔らかい。


「それはナニ?」
「はんぺんを少し炙っただけよ」
「ハンペンね、あのおでんに入ってる白いの?」
「そうそう、本当は詰め物したかったんだけど。時間なくて手抜きのおつまみ」
「俺のはそんなフニャフニャじゃねぇぞ」
「あら、獠。おはよう」
「じゃあ、カオリと二人でその硬さを確かめてみたら」
「はんぺんは一般的にこんなもんだよ、ねぇ、美樹さん?」
「そうねぇ。香さん、よくその変な会話かわせるわね」


いって!


急に声を上げたミックに、獠以外の全員が視線を向けた。
おでこを抑えて蹲るフリをして、かずえの膝に倒れ込んだ。
獠はもちろん知らん顔。


「どうしたの、ミック?!」
「あぁ、かずえ。ちょっと、ボクのおでこに石が……」
「まぁ、小さく赤くなってるわ。手当てしないと」
「けっ、大げさなんだよ。エセアメリカ人」
「穴空いたらどうしてくれるんだ」
「俺のせいにすんな」


香はミックを心配しつつ、摘まんだ人型はんぺんを頬張っていた。
獠は香に促されて、海坊主と香の間に腰かける。
美味しそうに食べる香の口元に挟まって吸い込まれて行く人型が、自分だと思うとどうにも気持ちが晴れない。
見ないようにと海坊主から受け取った缶ビールのプルタブを急いで開けて、一気に飲み干した。


「ぷはっ、美味い。で、香、俺の昼飯は?」
「用意してたでしょ?」
「あれじゃ、朝食にもならんぞ」
「えー、結構用意してきたのに。ここに来たってことは書き置き読んだんだ」
「まぁな」
「目の前にたくさんあるから食べれば」
「んじゃ、美樹ちゃんの愛情たっぷりもっこりサンドイッチからいただくとしますか」
「獠、余計な文言入れるな」


さわさわさわっ
ぎゅーーーーーーーーっっっ


「だから、いたいって!」
「なんのことだ」
「力任せに抓るなよ」
「俺はなんもしてねぇぞ」


ミックは寝ころんだ足を香の後ろに回し、気付かれないようにお尻に近づいていた。
獠はサンドイッチを頬張りながら、後ろに手を付くフリをしてその足の甲を思いっきり抓った。


「二人とも止めないか」
「ファルコンの言う通りよ。公共の場なんだから、じゃれたいのは分かるけど」
「「誰がこんなやつと、気持ち悪いっ!!!」」



ふんっ!!







隣に立つ獠は首を右に左にと振って、湿る黒髪から雨粒を払い落している。
頬を伝う雫が雨のせいなのか急いだせいなのかは、定かではない。
濡れた髪は全体的に緩やかに伸び、前髪は目にかかるくらい。
お弁当箱や水筒の入ったトートバッグを両手に持つ香は、それを横で眺めていた。
綺麗な横顔だな、黙っていればと思いながら。



楽しい宴の途中でナンパに走る獠とミックを本物のハンマーで撃退したところに、雨が降って来た。
ポツポツ小粒だった雨は、次第に大きく激しくなっていった。
アパートまでは少し距離があるから、シャッターの閉まった店の軒下で二人雨宿りしているところ。
要は美樹が言っていた天気予報が当たったわけだ。




ん?


香の視線に気が付いた獠は、振っていた首を止めて香の方に顔を向ける。
そしてニヤリと口元を緩めて、こうのたまった。


「綺麗な横顔♡っとか見惚れんなよ」
「そ、そんなわけないでしょっ」
「ほほぉぅ」
「な、なによ」
「べっつにぃ」


獠はそれ以上突っ込んで機嫌を損ねてしまわないようにと話を切り、香から視線を外した。
そのまま少し首から上だけを前に出し、真っすぐ落ちる薄い雨の線をなぞる。


しかし、止まねぇな
だね



ぶるりっ



香は小さく体を震わせて、両手で両肘を抱え、身を竦めた。
薄着の上、雨で濡れて体温が奪われる。





ふわり

え…………



「この方がちったぁ寒くねぇだろ」



隣に立っていた大男が前に影を作り、香は驚いて一瞬目を閉じる。
次に目を開けた時には、温かいと感じる熱が近距離にあった。
香は人より体温の高い獠のコートの中に包まれている。


「誰かに見られたら、どうすんのよ」


コートの中で呟いた香の言葉が、獠の胸元に当たる。
物理的な距離は近くても、心理的な距離は遠い。
いつものような憎まれ口が先に出る。
急に優しくされた戸惑いと急に優しくしてしまった羞恥に、素直な言葉が喉に詰まる。


「放置してる俺の方が悪く映る」
「迷惑よね、ごめん」
「そうじゃなくて」


ん?


香は不思議そうに首を傾げて見上げて来る。
この美味しい状況をどうにかしたい獠だけれど、薄紫色の唇が寒さを物語っている。


「ここ屋根も狭いから、前だと濡れるぜ。まぁ、水も滴るいい男って言うなら止めないけど」
「でも二人の幅だと、獠のコートが濡れちゃうと悪いから」
「どうせ洗うの、俺じゃねぇし」
「あ、そっか」


妙に納得した香の間の抜けた可愛らしい表情に、獠はまともに目が合わせられず、屋根に当たる雨音に耳を傾けた。



一時じっとしてろ
う……うん



とくとくとく
とくとく

とくとく
とくとくとく

とくん、とくん
とくん、とくん



どちらが動くことも、目を合わせることもせずに時間は流れる。
寒気が引いてきた香は、小さく深呼吸をして俯いていた顔を上げようとする。
香の体温が戻ってくるのを確認していた獠は、少し拘束を緩めて空間を作る。


「だいぶ温かくなってきた。ありがと、獠」


そう言って香は包まれたコートの内側から出ようと、獠の胸元を片手でそっと押す。
離そうとした体が押し戻されて、再び褪せた布に包まれた。


「まぁだ、唇紫お化け」
「はぁ?だれがお化けよ」
「冷えた顔してるぜ」
「そぅ?かな」
「風邪引かれて飯が無くて、俺が飢え死にしたら責任とれんのか?香ちゃんは」
「大げさな。御守りは自分でもできるでしょう」
「めんどくさい」
「私より本当は上手いくせに」
「俺、忙しいの」
「依頼なんてここ数カ月ないじゃない」
「残念ながら手が離せないんでな~」
「もう……言うの止めた」
「正しい選択だな。俺には俺の予定ってもんがあるわけ。Do you understand?」
「分かったてば」



(離したくないんだな、いまは)



とくとくとく
とくとくとく



時雨るようにしとしと降り止まぬ雨が、雨宿りするビニール屋根を弾く。
狭い空間で密着する二人は無言。


だから、そこにある音は少ない。


自分の中から聞こえる心の音の方が大きいと感じる。
たぶんそれはどちらがというわけではないと思われ。
声を掛けようにも、何と掛けるのが正解かを見出せていない。


「獠、髪が垂れてそんな顔してると完全に堅気には見えないわよ」
「なんだとぉ」
「作者が絵の上手い人で良かったわね」
「うっせぇ。この世に生を受けた時点でカッコいいが宿命なわけ」
「私ならその顔にへのへのもへじって書くなぁ」
「バカ言えっ。俺の美顔が台無しになるじゃねぇか」
「あら、綺麗に書いてあげるのに」
「まぁ確かに意外と女らしい字書くもんな」
「それ褒めてるのか貶してるのか分かんない」
「そうか?」
「そうよ」
「どっちでもいいだろ」
「まぁ、いっか」
「いいのかよ」
「……なにが?」



まったく、この―――



「え、何?聞こえない」



うんにゃ


ほれっと包まれた布が望まないのに離れて行く。
もう少しこのままでもとお互いに思いながら。
でもそのままでは離れるタイミングを見失う。


「大分上がったな。もうちょい我慢しろよ」
「う、うん」
「この張りきったデカい弁当箱は自分で持て」
「かしこまり」


香は大事そうにトートバックを小脇に抱えて走る体勢を整える。
獠はその姿に思わず吹き出しそうになった。


くくっ
なによ



いや、わりぃ
もぅ



さて、行くぞ



そう言って獠は再び己のコートの内側を香に被せる。
香は落ちないようにコートの襟辺りを掴む。
目配せして出るタイミングを計る。


同じように上を向いて雨を確認する。
同じように顔を合わせて口角を上げる。


そして二人は並んでアパートへ走り出した。





桜の咲く時期に降るにわか雨は、
さっと降ってさっと上がる花時雨。
どっちつかずな二人の関係が俄かに変化する予報は
予測不可能。



春の訪れを感じた後の花冷えは長引かないほうが
心にも体にも優しいのだけれど。



遅れに遅れている7年目の二人の春は、いかに。







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拍手コメント御礼。



おはよございます。
住んでいる地域は桜が七分咲きになりました。
今年は寒暖の差が少なくうまく咲かないのではと聞きましたが、確かにまだらに開花してたりそうでなかったり。
近くに小さな川を挟んで桜並木ありまして、遠回りして帰ってきました(*´ω`*)ウララ-


拍手、コメント励みになります。
以下、コメントのお返事です。




mashibaxxx様♪
初長めのお話、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
冴羽さんが素直過ぎましたね(;´∀`)
面と向かって言い合ってみてほしかったもので。
冴羽さんの照れは原作でひょんなことから2人がベッドの取り合いして真っ赤になった初な表情のイメージでした(あの顔好きで)
ミモザはおっしゃっている曲を聴きながら書いてました。
途中で視点を変えてみたんです。
プレゼント貰ってるのは私のほうですー!
柔和なタッチの二人に癒されたり、絶妙な距離感にワクワク胸躍ります( *´艸`)
いつも優しくお相手してくださって、サンキューパセリ。
(使いたかっただけですw)
少年獠が好きすぎて(*´Д`)ツラインデス
またお邪魔させていただきますね。



ココ様♪
いつもありがとうございます。お返事が遅くなってすみません。
数あるサイト様の中から見つけて好んでくださってありがとうございます。
原作イメージは皆様それぞれですので、近い感覚をお持ちの方がいらして嬉しいです。
書いていると、二人のひと悶着(じゃれ合い?)がないと終れないようでして。
ココさんはお笑いに長けてる方なんでしょうか、コメントが面白すぎて好きです(*´▽`*)
勿体ないお言葉の数々、こちらこそいただくコメントに励まされてます!
新しいお話も楽しんでもらえたら嬉しいです。
(単なる書き散らしの趣味サイトですよ~w)
またよろしくお願いします。



PIN様♪
お忙しい中、コメント残してくださってありがとうございます。
当サイトのミックさん、私の一番のお助けキャラで頼りっきりです(笑)
お子様たちの春休みでバタバタされてる時に重なる二人のイベント・・・。
読みたいのに読めないジリジリ感・・・ある意味、拷問ですね(;´∀`)
もう少ししたらお時間できるのかな?できたらゆっくり堪能されてくださいね♪
PINさんとこの桃のお話、香ちゃんの和菓子が食べたいのです( *´艸`)
(横から冴羽さんの強烈な視線を受けて口にできるかは疑問w)
また遊びに来てくださいね。


その他、コメントのみくださった方へも感謝の気持ちでいっぱいです。


あとこれはお願いになりますが、不快に思われた方はどうぞ爪痕は残さずに
他の素敵サイト様へ移動されてくださいね。


ではでは、またお時間許すときにお越しください。
お待ち申し上げておりまっす!

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その瞳に映るのは(1)



さてと。


そっと瞼を上げて、目の前に映る文字を視線で辿る。
香は静かに微笑んでゆっくりと立ち上がり、後ろで二人を眺める獠に視線を移す。


「長い長い話は終わったか?」
「獠が短すぎるのよ」
「そんなに話すこともねぇし。普通だろ」
「もぅ・・・・・・。また来るね、アニキ」


(またな、槙ちゃん)



その年の新宿御苑のソメイヨシノは、例年になく満開だった。
ここ数年通例の墓参りを一緒に済ませた帰りに立ち寄った。
伝言板を確認した後、アパートとは違う方向にクーパーを走らせた。
帰りにスーパーに寄ってと話していたから、怪しまれている様子はない。


「今日何か食べたいものある?」
「んー。食えるもん」
「うーん。何にしよっかな」


獠の気のないいつもの返事なんて耳に入ってないようで。
最後の言葉は被り気味だった。
香は助手席側の窓を開け、両手で頬杖を付きなにやら自問自答し出した。

あ、この辺の桜はもう散っちゃってる
そういえば白菜まだあったなぁ
あの子たち学校帰りかな、制服懐かしい
制服まだあったっけ?
・・・・・・捨てたかな
あっ、冷凍ミンチ・・・
あれいつのだっけ?


横に流れる前髪を片手で抑えながら一人漫才をする背中を、運転席側からチラ見していた。
他のことに気が行っている間に目的地へ到着。


「あれ?なんでここに。スーパーは?」
「まぁまだ夕飯には早いし、たまにはいいだろ」



穏やかな風にさわさわと枝を気持ちよく右へ左へと揺らす様子は日本特有の優美な風景。
その枝の動作はたおやかで風に乗って乱舞する花びらたちは、踊るように交差して宙を行き交い裏表を繰り返しながら落ちて行く。
その狂気で圧巻な様子に、人々の足は自然と止まる。
明るい春の日差しを避けながら上を向き、花びらの行方を追う。


「大勢を魅了して咲き誇る桜も綺麗だけど、ちょっと勘違いして周りより早めに咲いてしまったおっちょこちょいな桜も、遅れても懸命に花開こうとしているこの呑気な蕾も―――」

きやっ

話の途中で突風が吹いてそれが肌に強く当たり、香は目を瞬かせた。
地面に散り重なる花びらを巻き上げる。


「みんな同じで桜はやっぱり魅力的よね、獠」


そう言って獠に向かって微笑んだ香は、小さな蕾の輪郭を愛おしそうに撫でていた。


「香」
「ん~」


風に吹かれ靡く少し伸びた髪を耳に掛けながら、気のない返事が返って来る。
視線を四方に動かしながら春を楽しむその横顔は、楽しそうだった。


「おめっとさん」
「え?」
「花を愛でるもいいけど、今日はお前のめでたい日でもあんだろ」
「ふふっ、ありがとう」
「なんだよ、その含み笑いは」
「ん~日頃の行いが良いと良いことあるなと思って」
「俺が日頃の行い悪いみてぇじゃねぇか」
「自覚ないわけないよね?」
「ちったぁ、ある」
「あら、空耳かなぁ」
「・・・・・・大いにある」

ふふっ
でも、ありがと




満開の花は役目を終えて潔く散る様が清々しい
未開の花は役目を待つ控えめな様がいじらしい

みんな同列という、そんな香が俺は好きだなと思った。

俺は隣に立ってそれを静かに眺めていた。
温かみがゆっくりと全身に浸透する感覚に浸りながら、その光景を目に焼き付けて記憶した。
この小さなワンシーンでさえも永遠に覚えていられるように。



そんなある晴れた春の日の出来事が忘れられずにいる。





「今年も一緒に桜見られるかな、獠」


すぐ隣に座ってそう呟く香は小さな蕾を愛でた同じ指で、眠る俺の頬を同じように撫でた。
そしてそのままそっと傍を離れ、扉は閉められた。


遠ざかるその気配と同じくして、己の意識も再び白い靄の中へと誘い込まれて行った。







近頃若い奴らの間で流行り出した薬の元締めを調べている冴子からの依頼だった。
アジア系麻薬シンジケートと新宿界隈のヤクザが手を組み、新しい麻薬で荒稼ぎしていた。
明け方に運び込まれる偽装したコンテナに麻薬が積み込まれてやって来る。
そこを一網打尽にして元締めの逮捕と薬が国内へ流れ込むのを防止する。
効き目が良くすぐにイケると人気のその薬は、なかなか手に入らないとヤクザたちは躍起になっていた。
その薬の調達から縄張り争いに発展し、ついには死者が出る事態へ。
俺たちシティーハンターがそれを嗅ぎまわっているとどこから聞いたか。
この場所に現れるとは容易に想像がつく。
邪魔者を排除するには好都合と組みの下っ端多数が隠れ構えている。
俺に挑める裏家業のプロをと海坊主が向こう側で雇われていた。
海坊主との闘いはあのソニアの一件以来お預けになっている。
表向き敵同士の裏家業の人間が実は通じているなんて想像もしないだろう。
互いに護る者がいる今、無駄な行いをして悲しませるようなことはしたくない。
それはお互いに暗黙の了解。


宵の刻を過ぎた静かな埠頭には多数のアジア人といかつい顔したヤクザ者。
広い埠頭には大きな倉庫もある。
頼りになる相棒は、トラップを仕掛けているところだろう。


「獠。黙って何考えてる?」
「ん~。敵さんは何人かなぁってな」
「いい心がけだ。お前はその辺ずぼらだからな」
「そら、どうも」
「褒めてはない」
「褒められたと思ったぜ」
「たまには香を褒めてやれ」
「んだよ、いきなり。そこ今関係ねぇだろが」
「考えてたのは、香のことだろ」
「なっ」
「赤くなってるぞ」
「この暗闇で見えるわけねだろっ」
「その前に俺は目が見えん。ふっ、図星か」
「うっせぇ。茹でるぞ、タコ」


隠れてそんなやり取りをしていると取引開始の時間が迫って来ていた。


ドォォォン
・・・・・・・・・・・・ドォォォン


遠くで鳴りだした相棒からの合図に口角が上がる。
その口元は海坊主には見えていなかった。
しかし獠の気配が一瞬和らいでから緊張感を取り戻したことには気が付いていた。


「さて、行きますかね。じゃあ、海ちゃん後でな」
「あぁ。せいぜい行き倒れるなよ」
「まんま返しとくぜ」
「フンッ」


荒く鼻を鳴らした海坊主と獠は、それぞれ分かれて動き出した。
数多の弾を避けて通れば、トラップにかかった敵さんの行き倒れた姿に当たる。
転がる敵のマシンガンを拾い上げた獠は周りを見渡して苦笑い。


「技術が増えるはいいけど、その分派手になってないかい?香ちゃん」


倒れて悶える敵以外はいない空間での一人ごとは自分にしか聞こえない。
別れ際に海坊主に言われたことを思い出す。


「頼もしいパートナーだこと」


素直な香の成長は早い。
二人でこの世界で生き抜くと決めてから、少しずつ自分が知る技術も教えている。
銃の扱いを教えることには未だ抵抗があるけれど、自身の身を守る意味で必要な知識。
人を殺めるようなことはさせないとは、毎年墓の前で誓っていることの一つだ。
見えない努力は、見ないフリをしている。







全てを片付けて冴子に後のことを引き渡した後、海坊主や香との合流地点へ向かった。
無事にコンテナの薬を回収し、お偉いさん方にお縄を掛けた。
こんな出来事は履いて捨てるほどある。
氷山の一角を潰しても次から次へとイタチごっこ。


「冴子も大変だな」
「ほんとよ。こんな時間に働かされてお肌に悪いわよ」
「結構いいお年だもんな、冴子ちゃん」
「いつも一言多いのよ、あなた」
「お疲れさん」
「まぁだよ。これからこいつら連れて帰って報告書も書かないと」
「ご苦労なこって」
「あなたも早く香さんのとこに行ってあげたら~」
「どうせ、ただ働きだろ」
「あら、ちゃんとお支払いするわよ。香さんの了承済み」
「あー……。だぁから今回はすんなり首を縦に振ったってわけだ」

ふふっ
ん?

「以前なら私が香さんとそんな話をすること自体、嫌がってたじゃない?」
「働かないと後が怖いんでね」
「すっかり尻にしかれちゃって」
「冴子ちゃんの綺麗なお尻と、いつでも交換していぃぞぉ」
「あ~ら、香さんが聞いたら何て言うかしら」
「すぐ引き合いに出すなっつの」
「二人でシティーハンターなんでしょ?」
「なっっっ」
「良かったわね、獠。香さん、大事にしないと。秀幸の分と合わせて痛い目に合すわよ」
「秀幸ねぇ。想い人の分もなんて健気だな」
「からかってないで早く行きなさいっ」
「はいはい。じゃあな」


そう言ってポケットに両手を突っ込み、香の元へと向かった。










それは一瞬の判断ミス。



合流地点の付近で伸びていた下っ端が目を覚まし、一人先に待っていた香に銃を向けていた。
照準を当てられた香をどかそうと体を突き飛ばした。
そうやって打ち身でも怪我をさせたくはなかったけれど、転んだ香はその的から外れた。

カッコよくコートの裾だけを掠めて助けるなんてことはできずに、後ろ向きに弾が腰を貫通。
本当のプロなら的を外すなよ、と激しく波打つ腰の痛みに耐えながら思っていた。

三流か四流がいっちょ前に使い熟せない重厚な銃なんかに手を出すからこうなる。
ちゃんと手入れして銃の照準合わせとけ―――

どさりっ

って言うのは穴の開いちまったその頭では、もう考えられねぇか。
俺の後ろで唸りながら最期を迎える男の倒れる音がした。


獠!
(あぁ、香は無事か)


獠!!!
(なら、まぁ、いいか)


遠のく意識の中で、香の声だけが聞こえた。
(こりゃ、あんま当たり所よくなかったか)


「何のこれしき」


そう言って目を合わせてニヤリと口角を上げた後、獠はドサリと香に覆い被さり全身から力が抜けた。
獠の背中に回した手にジワリと流れ出る違和感に驚いて、咄嗟にその手を視界に入れた。
香の手に、獠の鮮血が滲む。


「りょーーーーー!!!!!」


香は割れんばかりの悲鳴と共に、力の入らない獠の身体を支えきれずにその場に崩れ落ち、その下敷きになって気絶した。







徐々に靄が晴れ視界が開けて行く。



ん?


ふわりと視界に広がる影。



少年獠




「獠」
「なに?」
「怪我は痛むか?」
「こんなの怪我には入らない」


見上げる空は一面に暗い灰色。
それが天気の曇りではないことは、はっきりと理解できる。
日常の見慣れた爆発物の煙。
砲煙弾雨をくぐり抜けるなんて、日常茶飯事。
絶望の淵から解放される日など、夢のまた夢。
人の生死は見飽きたというぐらい見て来た。
今日もどこかで人が死ぬ。
穏やかに話をしているこの一瞬にも。


「この時期、日本の桜が綺麗なんだ」
「サクラ?」


覆い被さるスス汚れて豆だらけの大きな手の平を、下から眺めている。
獠は聴き慣れない名に興味を持った。
その無骨な手に頭をくしゃりと撫でてもらう行為が獠はとても好きだった。
殺伐とした時間が流れる戦場で、その男が獠にとって唯一の灯火。


「そうお前も見たことあるかもしれない」
「・・・・・・知らないよ」


少年に幼い頃の記憶はない。
気が付いたらここに居たから。
どこで生まれ、どこで育ち、だれと過ごしていたのか。
そんなこと知らなかった。
知ったところで何かが変わるとも思えない。


「いつかお前にも見せてやりたいなぁ」


その場の雰囲気とは不釣り合いな、呑気な声が上から降って来た。
見上げると男の顔は向こう側からの一瞬の晴れ間に落ちて来た光にかすみ影になっていた。
それでも笑顔で自分を見下ろしているのは分かった。
降りてくる穏やかな声に、小さく息をふっと吐く笑いが含まれていたから。


だから少年は、いつか自分もそのサクラが見たいと思っていた。



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これまでとは少し違って冴羽さん視点が多いお話になります。
最初にある通り、二人に命の別状はないのですが、
不快に思われた方がおられたら申し訳ありません。
(香ちゃんは怪我してません)
これ以上現在に生死が関わることはありません。
恋人関係です。

イラストは、mashibaxxx様よりお借りしております。

それでは、また次回。





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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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azu

Author:azu
azu と申します。
シティーハンターの二次小説を書いてみたくてこの度サイトを開設しました。
原作終了前後を行ったり来たりの薄味サイトでございます。
二次の世界の隅っこでもそもそ。
(From:2016.6.28)

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